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宇宙からの暗殺者/海底6万マイル は、好評発売中

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宇宙からの暗殺者
http://shop-kankoku-media.com/?pid=13691153

発売日:2009/06/05
原題 :Killers From Space
製作(公開)年:1954
製作者:W・リー・ワイルダー
監督 :W・リー・ワイルダー
出演 :ピーター・グレイヴス/ジェームズ・シーイ/スティーヴ・ペンドルトン/フランク・ガーステル/ジョン・フレデリック/バーバラ・ベスター
音楽 :マヌエル・コンピンスキー
原案 :マイルズ・ワイルダー
脚本 :ウィリアム・レイナー
撮影 :ウィリアム・H・クローシア"

■ストーリー
舞台はネバダ州。マーティン博士は核実験の事故で、行方不明になってしまう。妻エレンは実験の責任者の一人であるハンクス少佐に駆寄るが、『絶望的』という見解を聞き、悲しみを抑えきれない。
しかし、しばらくしてマーティン博士は基地周辺で発見される。帰ってきたマーティン博士は行方不明の期間の記憶がまったくないという、しかし胸には十字の手術した後があるのだった。
そんなマーティン博士にハンクス少佐は疑いを抱き、調べるのだが・・・。その頃、マーティン博士は奇妙な目玉が浮かぶ悪夢にうなされていた。

■解説
主演のピーター・グレイブスといえば「ミッション:インポッシブル」のオリジナルTVシリーズスパイ大作戦」のIMFリーダー役で有名な、渋い演技が定評のある名優。
そして、この映画を撮った監督はあの巨匠ビリー・ワイルダー!ではなく、その実兄、W・リー・ワイルダー。彼はこの前年に「姿なき訪問者」(1953)という駄作を撮ったが、本作はその翌年に名誉挽回の為か、さらなる本格的に挑んだSFミステリー・・・のはずだった。
見所は色々あり、大蜥蜴や巨大蜘蛛、人体実験など、かなり面白い構成。ただ、肝心の宇宙人が全身黒タイツで、ピンポン玉を目につけて現れた途端に、ほとんどの人が声をあわせてこう云うだろう「なんだ、こりゃ?!」。

海底6万マイル
http://shop-kankoku-media.com/?pid=13691184

発売日:2009/06/05
原題 :20,000 Leagues Under the Sea
製作(公開)年:1916
監督 :スチュアート・ペイトン
出演 :アレン・ホルバー/マット・ムーア/ジェーン・ゲイル/ジョー・ウェルシュエドナ・ペンドルトン/ハワード・クランプトン/ウィリアム・ウェルシュ/カーティス・ベントン
原作 :ジュール・ヴェルヌ
脚本 :スチュアート・ペイトン
撮影 :アイゲネ・ガンディオ"

■解説
1916年制作の本作は、ジュール・ヴェルヌ原作“海底2万リーグ”の初の本格映像化長編作品である。1907年に初めて映像化されたが、特撮シーンはほとんど紙芝居風であったのに比べると、
 本作はサイレント映画時代の特撮としては驚くべき仕上がりである。特に海底シーンは実際の水中撮影を多用し、合成技術も駆使している。さらに本作には欠かせない有名なノーチラス号は、当時は秘密兵器とされていた本物の潜水艦を撮影に使用し、完璧なリアリティ感を表現している。
 日本では1918年(大正7年)に初めて劇場公開されたが、当時の配給会社は“Twenty Thousand Leagues Under the Sea”(海底二万リーグ)の原題を、日本では馴染みの無いリーグを避けマイルを使ったため、単位を換算して(1リーグは約3マイル)劇場公開タイトルは「海底六万マイル」となった。
 これには後日談があり、1954年のディズニー版「海底20000マイル」は、本作の公開題名の“マイル”と原作の“2万”が混同された結果のタイトルである。また本作の内容はヴェルヌ原作の“海底2万リーグ”(1869)と“神秘の島”(1875)のネモ船長登場の2作品を合わせたもので、
 それぞれの話の展開を早くし、また独自の活劇シーンも挿入され、サイレントの長編を最後まで一気に見せている。ネモ船長がインドの王子であると言う現代風の解釈がされた本作は、目を見張る特撮シーンも含めSFファンだけでなく、映画の歴史の中で一度は観ておきたい傑作である。(田中靖人)

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