カルトムービーコレクション 10月の新作のお知らせ（その２）
IDM-163：アルファ・インシデント（原題：The Alpha Incident, 1978,94分、780円）
■解説
本作は当社発売のカルト作品「ザ・コールド」（１９８６年作）のビル・レバーン監督、１９７６年制作の初のＳＦサスペンスである。もちろんレバーン監督お得意の、カルト作品の要素（意味の無い美女のヌード・突然の場面展開・登場人物のチープさ等）たっぷりなのだが、本作は一本筋の通ったストーリーで最後の衝撃のラストまで、退屈せず鑑賞に堪える出来ともいえる。もちろん本邦初公開なので海外の映画評価サイトになるが、１点から１０点まで賛否両論の異色作で、日本での評価は本ＤＶＤを御覧になられた諸氏が決めていただきたい。（田中 靖人）
IDM-164：死神の使者（原題：The Devil's Messenger,1961,70分、780円）
■INTRODUCTION
狼男役で有名な怪奇俳優のロン・チェィニー・Jrが、悪魔に扮して３つの恐怖物語を展開させるオムニバス・ホラー。監督のハーバート・Ｌ・ストロックはＡＩＰ製作の安物ホラー『怪奇フランケンシュタイン／生き返った死体』(1957)の監督として知られているが、実は『サンセット77』等のＴＶドラマで手腕を発揮したベテラン監督である。本作も当初はスウエーデンのＴＶシリーズとして製作されたが、再編集して劇場公開された。
フォワードセレクトの新作は・・・
IDM-318：レッドバロンとサタン博士（原題：Mysterious Doctor Satan,1940,267分、1980円）
■INTRODUCTION
連続活劇メーカーとして有名な米国リパブリック社が製作した、正義の赤き覆面レッドバロンと悪の科学者サタン博士との戦いを描く全15エピソードのＳＦアクション。サタン博士が作ったロボットのデザインは“リパブリック・ロボット”または“ブリキ缶ロボット”の愛称で呼ばれる名物キャラクターで、同社の『海底下の科学戦』(1936)や『Zombies of the Stratosphere／成層圏ゾンビ団』(1952・未公開)にも同じ姿で登場している。
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